自閉症スペクトラムの中学生と相性のいい社会のポイントやコツをさらに探る

ASD(自閉症スペクトラム)の特徴には様々なものがあり、臨機応変に対応するのが苦手などが見られます。その中で、興味のあるものには没頭するという特徴もあります。

元々ASD(自閉症スペクトラム)には物事に対するこだわりがあり、興味を持たせることができればその分野に関して強いこだわりを持ってくれて知識をどんどんと詰め込んでくれます。

自閉症スペクトラムの中学生は社会との相性が良い

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こうした性質と非常に相性がいいのが社会です。

歴史や地理、公民など興味を持ちやすい分野がいくつもあります。ASD(自閉症スペクトラム)の中学生に社会を勉強させていく場合には、この性質を有効活用することが求められます。

まずその物事が楽しければ「自然と没頭してくれる性質」を利用するところから始めます。記憶力はいいのに細かなミスが多いというのがASD(自閉症スペクトラム)の特徴であり、集中させて勉強を行えば他の子供たちを凌駕するほどの実力を見せてくれるのもポイントです。

社会を勉強させていくのであれば楽しみながらやっていくことを考えれば大丈夫です。

一方で勉強嫌いになっていく要因には、学校での授業と自分のペースが合っておらず結果的に自信をなくしていることが挙げられます。学校は度外視にして、マイペースで学ばせていくこともとても大事な要素です。

最初に必要なのは、社会の中でどの分野が好きかということです。

歴史が好きなのかそれとも地理なのかで方針が変わります。例えばその子供が電車好きだったという場合に、地理にも歴史にも応用できます。

例えばその鉄道会社の成り立ちを学んでもらって、それを発表してもらうというものです。一見すると歴史には関係なさそうですが、昔のことを調べてその知識を得るという点では同じことです。

これを覚えてほしいとお願いして覚えてもらうよりも、好きなものに関する歴史を調べてもらった方が効率的であり、習得しやすいことは明らかです。

このように好きなものと結びつけさせることが必要です。

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出来たらとにかく褒める

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そしてこれらを調べたら、心の底から褒めてあげることが必要です。

ASD(自閉症スペクトラム)を抱える子供の多くは自信を持てずにいます。それは勉強についていけず、そのことを指摘され続けているからです。

テストでは常に低い点数を取り、自分はダメな人間だというのを毎回のように指摘され続ければだれしもやる気をなくします。親の立場からすれば何をしてもなかなか点数を上げられない子供に腹が立つかもしれませんが、仕方のないことです。

そうではなく、詳しい歴史を調べ他の人にはできないようなことをしたら褒めることをすれば、テストの点数だけが評価ではないことに気づいてくれます。

特に社会の場合は、他の科目に比べて勉強しやすく集中しやすい分野です。

歴史に関しても世界史や日本史など様々あり、その中の1つの時代を集中的に学習すれば完全に網羅するだけの力はあります。

一般的には、これだけやって何の意味があるのかと思いがちですが、雑念もなく集中してくれるため他では芳しくなくても特定の分野ではだれにも負けないというものを作り出せます。

特定の分野が好きになれば、実地での学習を重ねていくことでさらに興味を持ってくれます。まずは特定の分野を1つだけでもいいから好きにさせていく努力が求められます。

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自閉症スペクトラムの特性から「ふだん興味を持っているもの」を考えてみる

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そのとっかかりが普段から興味を持っていることであり、そこをうまく利用していくことで他にその興味が飛び火してくれます。

難易度が低いのは恐竜が生きていた時代の歴史です。こういう恐竜がいたというところから入り、なぜ絶滅してしまったのかなどを学んでもらって学習させます。

化石が見つかった所に行って、一緒に採掘作業を行うなどのことをしていけばおのずと興味を持ってくれるはずです。たびたびそのエリアに足を運ぶのがコツであり、そうすることで常に興味を持たせられます。

逆にいえば、ここを疎かにしてしまうと大変です。

地理や歴史に関しては興味を持たそうと思えばいくらでも持たせられます。公民がその点大変ですが、すべての分野で一定の成果を出そうとしなくて大丈夫です。

無理にそういうことをさせると全体に大きな影響を与える恐れがあり逆効果になってしまいます。地理や歴史に興味を持って学習してもらっていく中で公民につながる部分が必ず出てきます。

そのタイミングを逃さずに学習させていければ問題ありません。学校でどのような内容の授業が行われているのかを教科書を見ながら考えていき、先回りをして対策を立てておくこともおすすめです。

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学校に頼り過ぎないことも大切

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学校ではこれだけのことはしてくれないため、家庭で対策を立てたり、ASD(自閉症スペクトラム)の子をサポートする団体などにお任せする形が有力です。

そういった団体はノウハウがあるため、安心して任せることが出来る一方で家庭でもできることはたくさんあります。

まずは子供の興味をなくさないようにすること、バカにしないようにすることを考えて、そこから組み立てていくことが求められます。

 

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