発達障害の子どもは学校でいじめの対象となることが多いといわれています。
中学生の場合、面白がってからかったりされたりすると、
いじめられた本人が学校に行きたくなくなってしまう
ことも多くあります。
発達障害の中学生に対するいじめの実態
義務教育段階の中学生の場合、中学3年生の時などにいじめで不登校になってしまうと、その後の進路に大きな影響が出てしまいます。
発達障害の子どもをいじめる周りの生徒も様々な理由でその子どもをいじめているといわれ、
例えば、
- 勉強のことでからかわれる。
- 相手から「からかい」の言葉を言われる。
ひどい場合には、
- 相手の人格を無視した言葉を浴びせられる。
- 人格を否定されるような行動をするように言われたりする。
こともあるといわれています。
発達障害をもつ子どもは、一見すると元気に学校に通っているようだとしても、
その障害のため学校では様々な困難に直面していることも多いのです。
いじめに遭った発達障害の中学生は‥
その結果、学校に行くことはつらいことだと思い込んでしまって、学校に行きたがらずに不登校になる生徒も多くいます。
朝になると具合が悪くなってしまったり、学校に行きたくないと言い、保護者は非常に心配になるというケースが多くあります。
いじめられたりすることで学校に行くことが嫌になっていくケースなどでは、その理由として、
- 友達がいないということや、
- 先生から注意されるということ、
- 勉強や運動についていくことが難しい、
など様々な面から様々な理由が考えられます。
もし授業中に立ち歩いている場合だとすれば、逃避行動が出ているのかもしれません。
発達障害をもつ中学生の心の悲鳴に対し、教師もきちんとその声を聴きとるという感性を持つことが必要です。
表面に出ている問題行動のみに視線を向けるのではなく、
どうしてその生徒がそのような行動をとっているのか?
という見えない部分にもっと敏感にならなければ、
生徒につらい学校生活を強いることになります。
学校でも発達障害の中学生を「心の目」で見守って
いじめられて学校を休んでいるという現実がきちんと理解され、学校で共有されるということも重要です。
なぜ休むに至ったのかという理由を、
「心の中の目でとらえる感性」
が学校の先生たちにも必要であるといえます。
単に表面化している事象にのみ目を向けるのではなく、発達障害をかかえた中学生の
生きにくさなどを理解できる
ということがまず大切といえます。
発達障害をかかえている子どもが笑顔で学校生活を送ることができるよう、発達障害の子どもが学校でいじめの対象にならないような学級の雰囲気づくりが不可欠で、
学校におけるいじめの解決
が図られていくことが何よりも大切です。
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