
こんにちは、ゆっきーです。今回は「発達障害の子供に失敗しない学習塾・勉強スタイルの選び方」を詳しくご紹介します。
ご紹介するにあたっての根拠はつぎの2つです。
- グレーゾーンの私が実際に学習塾へ通った経験
- 発達障害コミュニケーション指導者の資格を取得した経験
このような経験から「子供自身の目線」「親の目線」という2つの視点でご案内していきます。
発達障害の子供へ失敗しない学習塾の選び方
発達障害のある子供へ学習塾を選ぶときには、つぎの3つが大切なポイントになります。
- 指導スタイル
- 受け入れ態勢
- 対応している学力
それぞれのポイントを詳しく解説します。
①学習塾の「指導スタイル」から選び方を考える

発達障害のある子供(小学生・中学生)に失敗しない学習塾を選ぶために、もっとも重要といえるのがこの「指導スタイル」になります。
学習塾の指導スタイルにはつぎのものがあります。
- 集団指導スタイル‥昔から続いている学習塾の「基礎」ともいえるスタイル。
- 個別指導スタイル‥より個人に密着した指導スタイル。
- 次世代型指導スタイル‥インターネットを使った「学習システム」が指導するスタイル。
この中で発達障害の子供に適しているスタイルが「個別指導」「次世代型」です。
発達障害の特性として多くの子供に見られるのが協調性の少なさで、集団スタイルはそんな特性といちばん相性の良くない選択になるため。出来るかぎり少人数で指導を受けられる方がおすすめです。
個別指導スタイルは質問を中心にした学習をしたい場合におすすめで、次世代型スタイルはパソコンなどの操作が好きで1人の学習を好む子供へおすすめです。
②学習塾の「受け入れ態勢」から選び方を考える

学習塾をくまなく探ってみると発達障害のある子供は受け入れていない場合が多いものです。そこで「受け入れ態勢」をチェックすることで失敗を防ぐことにつながります。
学習塾の「受け入れ態勢」は2つのポイントをチェックなさってみてください。
- ホームページや資料に発達障害関連の記載があるか?
- 今までに発達障害を受け入れた実績があるか?
積極的に発達障害児を受け入れている学習塾であれば、その旨がホームページや資料に大きく掲載してあることが多いです。発達障害の勉強方法などが紹介してあることもあります。
また学習塾のホームページなどで「今までの実績や口コミ情報」などが掲載してあればチェックしてみるのもおすすめです。発達障害による不登校対応などを実践していれば受け入れ態勢の整っている学習塾になります。
③学習塾の「対応している学力」から選び方を考える

発達障害があると学力低下も考えられます。学習塾にはそれぞれ「対応している学力(偏差値)」があるのでチェックポイントになります。
一般的に学習塾の指導スタイルによって対応できる学力がだいたい決まっており、集団スタイルや個別指導スタイルでは「範囲が狭い」のが特徴です。学習塾によってピンポイントな学力に対応しているのでチェックしておくことが必要です。
発達障害児にもっともおすすめなのが「次世代型スタイル」の学習塾で、学習システムは「広い範囲」に対応していることでピッタリの勉強がしやすいという特徴があります。
この項目について私の感想

グレーゾーンの私が学習塾を考えるのなら「次世代型スタイル」を選びます。なぜならもっとも集中できる環境と1人で取り組めるため。
子供自身の目線から考えると「集団スタイルは周りとの干渉があって行きづらい」「個別指導スタイルは気後れして講師へ質問がしづらい」というのが理由です。
また親の目線から考えた場合には「集団スタイルは周りへの影響がありそうで落ち着かない」「個別指導スタイルは講師とうまくやれなさそう」と感じるため。
学力に応じてよりピッタリの勉強がしやすい、というのも次世代型スタイルのメリット。
さらにパソコン相手なので対人関係が苦手でも勉強しやすく、学習ソフトで授業~テストまでコドンの学習データに基づいて勉強ができるというのも私が選んだ理由です。
発達障害のある子供には集団塾はあまりおすすめではなく、できれば「個別指導スタイル」または「次世代型スタイル」のどちらかを選ぶことで失敗しない学習塾選びにつながりやすくなります。
発達障害児がとり組みやすい勉強方法は、
家庭でできる「学習塾以外の方法」もおすすめです。
このあと詳しくご紹介します。
発達障害の子供へ学習塾以外で考える勉強スタイルの選び方

発達障害があると学習塾へ通わせたい気持ちがあっても「通塾」が困難な場合もあるかと思います。そこでおすすめなのが「家庭学習」です。
発達障害のある子供におすすめな家庭学習には「家庭教師」「通信教育」の2つが考えられます。
学習塾以外に「家庭教師」を考える
グレーゾーンの私も「講師との対人関係」をクリアできれば、発達障害の子供へ家庭教師はおすすめな勉強方法になると思います。
どうしても人と接するのが難しいという場合にはあまりおすすめではありませんが、その場合でも「オンライン家庭教師」でパソコン画面越しに対面する方法であれば問題を解消できます。
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学習塾以外に「通信教育(タブレット学習)」を考える
次世代型スタイルの学習塾で使われているシステムがこの「タブレット学習」です。
通信教育には紙学習・タブレット学習という2つのスタイルがありますが、とくに発達障害の子供へおすすめなのが「タブレット学習(ネット教材)」になります。
なぜならタブレット学習にはインターネットでしか再現できない「動き」があることで、発達障害の子供にも理解しやすくわかりやすい勉強になりやすいという特性があるためです。
最近のタブレット学習はとくに進化をしていて、発達障害支援の専門家監修による教材などもあるのでより効果的な学習方法となります。
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発達障害の子供へ学習塾の選び方まとめ

発達障害と学習塾について私の経験をもとに選び方などをご紹介してきました。ここまでの内容をまとめます。
✅ 学習塾の選び方
- 「指導スタイル」から考える
- 「受け入れ態勢」から考える
- 「対応している学力」から考える
✅ 学習塾以外で考える勉強方法
- 家庭でできる「家庭教師」を考える
- 発達障害専門の教材もある「通信教育」を考える
これで「発達障害の子供へ失敗しない学習塾・勉強スタイルの選び方」について少しでもお伝えできたかと思います。
グレーゾーンの私も学生時代に学習塾へ通いましたが、集団スタイルだったため勉強に集中できずほとんど意味のないものになったことをよく覚えています。
私が通っていた集団塾は「少人数の個人塾」でしたがそれでも私には向いておらず、いまの時代のように「個別指導スタイル」「次世代型スタイル」などの塾があればもっと通いやすく勉強にも集中できたのかなと感じます。
まずは「学習塾」「家庭学習」を選択した上で「学習塾の指導スタイルなど」を検討することで、学習塾だけではなくより失敗のない勉強方法が見つかると思います。
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