
こんにちはグレーゾーンのゆっきーです。
今回は「発達障害の高校受験において塾以外のおすすめ方法が知りたい」という疑問に答えます。
発達障害があることで、学習塾に拒否されたりと悩みが多いもの。
もし入塾が可能であっても、よい通塾方法が見つからない、距離が遠くて難しいなど。
発達障害の特性(症状)により塾生活が困難、という場合もあるかと思います。
そこで高校受験にむけて、効果的な対策ができる「塾以外の学習スタイル」5つをピックアップ。
すべて通塾することのない家庭学習で取り組める受験対策なので、発達障害で塾へ通えない場合にかなりおすすめの勉強方法になると思います。
発達障害で高校受験「塾以外」でおすすめの勉強方法
発達障害で高校受験をめざす場合、塾以外では次のスタイルがおすすめです。
- 家庭教師(訪問型)
- 家庭教師(オンライン型)
- 通信教育(紙学習)
- 通信教育(デジタル学習)
- オンライン英会話
いずれの受験対策スタイルも、家庭学習で取り組めるため時間効率的にも優秀。
自宅で学べるため子供も安心して学びやすく、落ち着いた環境で受験勉強を実践できます。
さらに詳しく、これら5つの塾以外スタイルについて解説します。
塾以外でおすすめ①家庭教師(訪問型)を利用する
| 塾より優れる点 | 講師がそばに居るため安心感がある。発達障害の症状に合わせて勉強・それ以外のことを教えてもらえる。 |
| 期待できる効果 | 高校受験における基礎・応用学習の総合的な学習効果。疑問点の素早い問題解消によるモチベーションアップ効果。 |

発達障害の高校受験にむけて、かなり人気・評判いずれも高いスタイルがこの「訪問型の家庭教師」です。
学習塾に拒否された場合などに多く利用されているスタイルで、通塾不要のため時間効率もよく、マンツーマン指導で子供に沿った指導がされるため極めておすすめ。
1つだけ注意点を挙げるなら、発達障害を理解して対応している会社選びが重要なこと。
どこの家庭教師でも発達障害へ対応できるわけではなく、発達障害への対応力について講師研修が行われ、症状に合わせて指導してくれる会社を見つけることがポイントになります。
また派遣エリアが決まっているため、希望に沿った会社を見つけにくい部分もデメリットのひとつ。
発達障害の特性をしっかり理解したうえで高校受験対策をおこなってくれるので、もし派遣エリア内で優秀な会社が見つかれば選ぶというのも塾以外でおすすめの学習方法です。

✅ もし派遣エリア内であれば、十分に考えてみる価値ありです。
→ 発達障害の高校受験におすすめ超優秀「訪問型家庭教師」ベスト3選

塾以外でおすすめ②家庭教師(オンライン型)を利用する
| 塾より優れる点 | 全国から優秀な講師が集まりやすくハイレベル学習にも対応できる。とくに難関私立高校の受験を考えていれば一致性が極めて高い。 |
| 期待できる効果 | オンラインで画面越しのため緊張緩和効果。とくに難関私立高校などハイレベル学習における疑問解消効果が期待できる。 |

訪問型の家庭教師が見つからない場合は、派遣エリア関係なく指導が受けられる「オンライン家庭教師」がおすすめです。
発達障害で高校受験をめざすとき、塾以外でこのところ人気なのがこのオンライン家庭教師。
訪問型の家庭教師がそのままオンライン版となったスタイルで、内容的には全く同じ。または全国区なので優秀な講師が集まりやすく、かえってクオリティは高くなる場合が多いです。
オンライン指導ということで発達障害により緊張しやすい正確にはおすすめのスタイルで、画面越しに指導を受けるため苦手な対人関係の克服も期待できる学習スタイル。
もちろん高校受験にむけた基礎・応用学習いずれも得意とするため公立高校受験~難関私立高校への受験まで、すべての偏差値に対応できることでも有意義な選択となります。
ただしオンライン家庭教師を選ぶときも、やはり発達障害に対応していることが重要。
発達障害への理解と対応力があり、さらに意味不明な料金体系でなく、健全性の高い運営が行われていることも選ぶときの重要なポイントになります。
手軽で簡単にスタートできるので、塾以外で私もかなりおすすめの学習スタイルです。

✅ オンライン家庭教師のポイントは「発達障害への対応力」「健全な料金」です。
→ 発達障害の中学生に適した「オンライン家庭教師」おすすめベスト3選

塾以外でおすすめ③通信教育(紙学習)を利用する
| 塾より優れる点 | 学ぶ範囲がわかりやすく毎日の家庭学習リズムを作りやすい。教科書準拠が強い傾向にあり学校と同じペース(ルーティンワーク)で家庭学習を行いやすい。 |
| 期待できる効果 | 一定リズムで学べることによる家庭学習のスタイル構築効果。学ぶ範囲がわかりやすく勉強に興味を持ちやすくなる効果。 |

塾以外で高校受験を考えるとき、発達障害へおすすめといえる1つがこの「紙学習」という通信教育になります。
もっとも一般的といえる通信教育スタイルで、しかも教科書準拠が強い傾向にありおすすめ。
学校と同じペースで家庭学習を進められるのはもとより、毎日の学習範囲がわかりやすく家庭学習スタイルを構築するためにも役立つ塾以外の勉強方法です。
1つだけデメリットを挙げるとすれば、スタート以前の範囲は復習できないという部分。
どうしてもアナログ式のため入会時以前の範囲を学ぶことはできず、高校受験にむけた復習がしづらいのが紙学習の特性。したがって紙学習をスタートするならば、年度初め(4月)で考えるとより効果的な使い方ができるかと思います。
アナログ式ということで情報量の少なさも気になるところですが、基礎範囲をくまなく網羅できるため必要十分。ただし教科書範囲のみ学べるため公立高校受験には適していますが、特殊応用問題が出題される難関私立高校への受験には対応しきれない部分も正直あります。
発達障害で高校受験をめざすとき、塾以外でもっとも自然体により学べるのが紙学習のメリット。
アナログ式でやや使いづらい点もありますが、一般的な受験対策はしっかり取り組めるおすすめのスタイルです。

✅ 私が実際に体験してみて、もっとも「おすすめ」と感じた紙学習です。
→ 発達障害の中学生に「通信教育ポピー」の効果および選ぶ前のチェックポイント

塾以外でおすすめ④通信教育(デジタル学習)を利用する
| 塾より優れる点 | 高校受験に必要な単元が網羅されており、映像授業により理解しやすく学べる。インターネット特性により演習問題も豊富で定着へつなげやすい。 |
| 期待できる効果 | 映像授業による概念の理解効果。アニメーション授業は楽しさによる継続効果、AIシステムは頻出する問題において瞬時に解消できる時間効率アップ効果など。 |

紙学習の進化系といえるのがこの「デジタル学習」スタイルで、無学年方式の教材を選ぶことでより子供の学力に沿った高校受験対策ができます。
タブレット学習教材などと一般的に呼ばれているのが、このデジタル学習というジャンル。
紙学習を進化させたスタイルということで情報量も大幅アップしており、さらにデジタル学習ならではといえる「映像授業」によってわかりやすく受験対策を進めることができます。
この映像授業はまさに画期的と私は感じていて、中学校で履修するすべての単元を自由に視聴できる、音声や動きでわかりやすく理解できる、など極めて多くのメリットを得られるスタイル。
とくに発達障害でいくら教えても理解してくれないという場合にはおすすめで、親の代わりとなって感覚から理解できるよう教えてくれるので、私としては非常に効果が期待できる学習スタイルかと思います。
また理解要素とともに備わっていてほしいのが「定着要素」ですが、この部分においてもデジタル学習は優秀で、インターネット特性を活かしたボリュームある演習問題が搭載されているため効果的。
ただ教科書範囲のみに対応しているため公立高校受験には適していますが、難関私立高校の応用範囲までは学べないためこの点においてはやや注意する必要はあります。(オンライン家庭教師とのコラボで最強になります)
とくに「無学年方式」のデジタル学習を選ぶことで、発達障害による学力低下の場合でもぴったりの学習が可能。学年の枠を通り越して分野で学べるため復習・予習などにも適する方式で、かなり高クオリティの高校受験対策が期待できます。
もし塾以外でおすすめの勉強方法を考えるなら、まず1つ目に抑えておきたいスタイルと私は感じます。

✅ 私自身が体験して、もっとも「映像授業がわかりやすい」と感じたデジタル学習です。
→ 発達障害の勉強におすすめ「動画」でわかりやすく学べるデジタル教材3選

塾以外でおすすめ⑤オンライン英会話を利用する
| 英会話塾より優れる点 | オンラインのため完全マンツーマン指導により理解度アップへつなげやすい。受講テキストが無料で用意されている場合も多く経済的にも優秀。 |
| 期待できる効果 | 英語ネイティブ講師による本物の発音学習効果。オンライン指導で自由に質問できる素早い疑問解消効果など。 |

発達障害の高校受験対策において英会話スクールからの拒否にも備える必要があります。そこでおすすめなのが「オンライン英会話」スタイルです。
英会話の塾といえるのが英会話スクールですが、やはり発達障害によって拒否される場合が多いもの。
おすすめの対処法がこの「オンライン英会話」というスタイルで、家庭学習によって英会話レッスンができるため時間効率にも優れることからも、塾以外で高校受験に最適な勉強方法になります。
またオンライン英会話はその特性から、完全なマンツーマン指導でレッスンできるのもメリット。
英会話スクールでマンツーマン指導を選ぶとかなり高額になりますが、オンライン英会話の場合は料金も安く、おのずとマンツーマン指導になるためかなり優位性の高いスタイルといえます。
ただしオンライン英会話の選び方として、注意すべきポイントが「高校受験対策」が可能な部分。
たとえば高校受験対策コース、小学生総復習コース、中学生総復習コースなど高校受験対策にむけて必須となるコース設定があれば、かなり適したオンライン英会話であると認識してOKかと思います。
英語ネイティブ講師による、本格的な発音レッスンもできるのが特徴。
発達障害で高校受験をめざすとき、塾以外でかなり効果的な英会話レッスンができるスタイルです。

✅ オンライン英会話はたくさんありますが、その中でも「超優秀」といえる3選です。

発達障害で高校受験「塾以外」でおすすめ勉強比較

ここまでに解説してきた5つの勉強方法を比較一覧表で示します。各勉強方法をクリックすると先ほどの詳しい各解説項目へジャンプします。
| 勉強方法 | 高校受験の対応範囲 | おもな特徴 |
| 家庭教師(訪問型) | すべて | 講師がそばに居ることで安心感がある。講師側からも弱点などを掴みやすく効果的な受験勉強になりやすい。 |
| 家庭教師(オンライン型) | すべて | 対面指導で緊張しやすい場合におすすめ。全国区のため優秀な講師が集まりやすい。 |
| 通信教育(紙) | 公立高校~ 難関私立高校の基礎 | もっとも教科書準拠の一致率が高いスタイル。学校と同じペースで受験対策ができる。 |
| 通信教育(デジタル) | 公立高校~ 難関私立高校の基礎 | 復習・予習とも自由度が高くとり組みやすい。映像授業でわかりやすい理解が期待できる。 |
| オンライン英会話 | すべて | 高校受験の英会話対策におすすめ。塾以外のいかなる勉強方法ともコラボ可能。 |
発達障害で高校受験をめざすとき塾がすべてではない理由
このように発達障害で高校受験をめざすとき、塾だけが選択肢ではありません。
かなり効果的な受験対策を家庭学習でも可能である、ということがわかっていただけたかと思います。
塾が全てではない理由として、私の感想を3つにまとめます。
- 基本的に塾で学べるのは過去問対策
- 通塾にかかる労力(時間)はほぼムダ
- 十分に質問ができず疑問解消へ至りにくい
もしかすると塾以外の学習スタイルを選ぶほうが、より高い学習効果を期待できるかもしれません。
これら3つの理由について詳しく解説します。
基本的に塾で学べるのは過去問対策


発達障害の高校受験対策において塾が全てでない最大の理由が「学習内容」になります。もしかしたら家庭学習でも十分に対応できるかもしれません。
学習塾へ通わせれば、あとは放置でも完璧な高校受験対策ができるだろう。
もしそう思っていれば私は違うと感じており、実際に私も学習塾へ通った経験がありますが、基本的な指導内容としては「過ぎ去った問題を解いて学力を測り改善する」という学習スタイルとなっています。
したがって家庭学習でこの環境を構築できれば、ほぼ学習塾と同等の効果が期待できるかと。
もちろんそれ以外にも塾の役割はありますが、おもに大半部分はこの問題を解く&改善策を練るという指導方法なので、塾以外でも十分に対応できると私は感じます。
また学習塾の効果といってもあいまいな部分も多く、たとえば当てずっぽうで正解すると、その部分においてはクリアと認識されるため本質における学習効果には疑問。
まずはこの「指導内容」というところで、私は塾以外でも効果的な受験対策に十分取り組めると感じます。
通塾にかかる労力(時間)はほぼムダ


学習塾が全てではない理由としてこの「通塾時間」が挙げられるかと。塾へ通わせるほど時間ロスが大きく勉強時間が削がれることにつながります。
とくに発達障害で高校受験をめざす場合、この通塾が大きな問題。
子供一人では通塾が難しいなどの理由によって、学習塾をあきらめてしまう家庭も結構多いもの。
私として学習塾へ通わせないという選択は間違っていないと思っており、なぜなら通塾にかかる不要な時間ロスを抑えることができるため。その時間を塾以外の勉強方法により、すべて受験対策に使うほうがより効果的な受験対策をできるかと思います。
この通塾時間というのは無視できないもので、片道30分かかれば往復で1時間のロス。週2回ほど塾通いをさせれば2時間ロスで、これが1か月になると8時間はロスとなる計算になります。
1年間に換算すれば、通塾による時間ロスは約100時間。
したがってこの通塾による時間ロスはかなり大きく、すべて塾以外の勉強方法によって高校受験対策にむけ有効活用できるほうが、より充実した勉強スタイルになるのかなと思います。
発達障害で高校受験をめざすとき、この「通塾時間」も意外と大きな問題です。
十分に質問ができず疑問解消へ至りにくい


発達障害で高校受験をめざす場合、塾へ通わせておけば大丈夫と思っていれば間違いかと。私自身の経験からも思うように質問ができず疑問解消できなかったというデメリットがあります。
学習塾でしっかりと疑問解消できるのが、完全マンツーマン指導の個別指導塾。
1対1スタイルで個室によるマンツーマン指導以外は、十分に質問できる環境といえないかと。とくに集団塾では人数が多くロクに質問できないし、個別指導塾でも1対2以上になると難しいのが事実です。
しかしマンツーマン指導の個別指導塾というのはかなり費用が高く、なかなか現実的とは言えないほど高額。これが塾以外の勉強方法としてオンライン指導などを選べば、費用は半額以下(だいたい)でしっかりとマンツーマン指導を受けられるため疑問解消においても問題ないと私は思います。
過去も疑問点において、いかに解消できるかが高校受験対策の重要ポイント。発達障害でも健常児でもこれは同じで、すべての高校受験対策として共通する認識といえます。
しかし現実として塾による疑問解消は、ほんの一部のスタイル以外は難しいのが事実。
このことを考えてみても塾が全てではなく、塾以外の受験対策をするほうが有意義であるといえます。
参考:発達障害で高校受験にむけ「学習塾」を利用するメリット・デメリット

まとめ

今回は「発達障害の高校受験において塾以外のおすすめ方法が知りたい」という疑問に対して、
発達障害で高校受験をめざすとき塾がすべてではない理由(補足情報)
という形で、グレーゾーンなどの経験をもとに答えてきました。
発達障害の高校受験対策として、私は塾以外のスタイルでも十分に合格を目指せると思ってます。
というよりも塾以外の勉強方法を選ぶほうがメリットが多いと思っており、家庭学習中心の受験対策をすれば通塾による時間ロスを防ぐこともできて、まさに一石二鳥ではないかと。
もちろん塾には志望校情報をもっているなど、それなりの良さがあるのも事実です。
しかし塾以外の勉強方法をくまなく考えてみた結果、私はオンライン指導などを駆使した家庭学習中心のスタイルを選ぶほうが、はるかに発達障害の特性などを活かした受験対策ができると思います。
発達障害で高校受験をめざすとき、塾以外の勉強方法としてぜひお役立てください。










