学習障害の中学生が国語を勉強するときには「マーカー」などを使うのもコツ

学習障害(LD)の中学生というのは「怠けているんじゃないの?」と思われるような勉強の仕方が気になると思いますが、子供自身はマジメに取り組んでいても障害が邪魔をしているので勘違いしないでください。

そんな学習障害の中学生にとって国語を勉強するときのポイントやコツなど、どこに注意すればいいのかまとめてみました。

学習障害の中学生が勉強をするということ

学習障害 国語 勉強

LD(学習障害)は、知的障害ではありません。

知的発達に遅れはないものの、話す、聞く、書く、読む、計算、推論する能力に困難が生じる発達障害のことです。一言にLDと言ってもいろいろなタイプがあり、計算はできるけど文章を構成することが苦手など、人によってタイプが異なります。

LDであることは幼少期は気づかず、本格的な学習が始まる小学生になってから気づくということが多いのですが、読み、書きなど特定の能力だけが極端に低い場合は、覚えが遅いだけではないか、学習を怠けているだけではないかと思いがちなので、LDであることに気づかない場合があります。

中学生になると学習能力にはっきりとした偏りが見えてくるので、この時期に他の子供とは違うのではないかと感じる方も少なくはないようです。

学習能力の偏りに気づいたときは、単に怠けではなく、LD(学習障害)の可能性を考えてみたほうがよいでしょう。

参考:発達障害3つの特性から考える中学生におすすめの勉強方法とは?

学習障害での国語勉強のコツ①書字障害を把握する

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LDの症状の特徴として、小学生で習うような漢字であっても読むことができない読字障害や作文など長い文章を書くことができない書字障害があります。

読字障害や書字障害があると国語の授業についていくことができません。授業についていくことができず、テストでも満足な得点をとることができなくなると、だんだん学習意欲がなくなり、自信もなくなってきます。

 

LD(学習障害)の中学生が国語の勉強をするときのコツとしては、まず、最も簡単なことはほめてあげることです。

満足にできないことに対して自信もやる気もなくなっているときは、ちょっとしたことでもできたらほめてあげましょう。ほめられることで自信を回復することができ、学習にも興味がわいてきます。

 

逆にどうしてできないのかとしかりつけたり、無理に学習をさせようとすると逆効果になってしまうので注意が必要です。できないことよりもまずはできることを伸ばすということを心掛けておきましょう。

中学生の問題が難しいということであれば、理解できる段階まで遡って学習するという方法もあります。小学校低学年の問題なら解くことができるということであれば、その段階に戻って学習を始めます。

 

分かることが自信となり、学習に楽しさを感じるようになる場合もあります。難しい問題から始めるのではなく、できるところから始めるということが大切です。

中学生になって小学生のドリルなどを使って学習をするということに抵抗があるという人もいるようですが、できない問題に時間をかけて取り組むよりもできるところから始めたほうが楽しく学習をすることができます。

 

やり始めると早い段階で中学生の学習に追いつくことができる子供もいるので、できるところから遡って学習をするということも勉強のコツです。

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私が発達障害コミュニケーション指導者講座受けたときに、書字障害の子供にいいと思ったのがこのカラーマスノートです。4つの色分けによってバランス感覚で漢字を書く練習になります。

カラーマスノート

 

学習障害での国語勉強のコツ②マーカーを使って目の動きを安定させる

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読むことが苦手、書くことが苦手などLDの症状はさまざまです。読むことが苦手だという子供には、苦手としている部分を目立たせるためにマーカーを引いたり、できるだけ文章を読みやすく作っている教材を使用するという方法があります。

どの部分が苦手なのかということを把握して、その部分を改善することができるような教材を使用したり、より分かりやすくする工夫を行うと学びやすくなります。

 

学習をしていてどのような部分を苦手としているのかということをまずは確認しましょう。確認をする方法としては、本を読ませたときに目の動かし方やどの部分でつまっているのかということをしっかり見るという方法があります。

しっかり見ていると、目で文章を追うことが苦手なのか、言葉のまとまりを意識することが苦手なのか、などということが分かるようになります。

参考:学習障害(LD)3つの特徴から中学生におすすめの勉強方法を探る

学習障害の勉強では専門家に相談することも大切

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LD(学習障害)ではないかと気づいたときは、自宅で学習をさせて改善をさせることは難しいことです。早めに担当の教師に相談をしてどのような学習方法で今後勉強をさせていけばよいのかということを話し合う必要があります。

逆に教師が授業態度やテストの結果などからLDではないかと気づくこともあります。
学校と家庭が一緒になってどのようにして勉強をさせていけばよいのかをじっくり話し合ってから学習方法を決めるということが大切です。

 

LDではないかと気づいてもそれは恥ずかしいことではないので、今後どのようにすればよいのかということを早めに学校に相談しましょう。

学校ではなかなか対処してくれないというときは、LDを専門にしている学習塾もあります。学習塾には専門家が在籍しており、同じような状況でLDで悩んでいる人たちがたくさん利用しているので、安心して通学することができます。

 

また、それぞれの症状に合った学習のポイントなども教えてくれるので、学校での対処が難しいと感じたときは、費用はかかりますが専門家が指導をしてくれる学習塾に通うことを検討してみてはいかがでしょうか。

自宅の近くに塾がないという方は、通信教育という勉強方法もあるので利用してみてはいかがでしょうか。

 

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