
こんにちはグレーゾーンのゆっきーです。
今回は「算数障害で高校受験をめざす!おすすめの勉強方法はどれ?」という疑問に答えます。
発達障害のなかでも学習障害(LD)において、計算などを苦手とするのが算数障害。読み書き障害とともに直接的な学習への影響を及ぼす発達障害だと思います。
私自身もグレーゾーンで、やや算数障害にも関連していました。

まずもって言っておきたいのが、算数障害があっても高校受験は可能ということ。しかも合格できる力を養うことは可能なので、ぜひ頑張ってみてほしいと思います。
そこで私自身の経験などをもとに、算数障害で高校受験をめざすときに適した勉強方法として、とくに超おすすめと言える学習スタイルをピックアップ。
算数障害の特性などを考慮して選ぶので、かなり高校受験に向けて効果的な家庭学習ができると思います。
算数障害の高校受験におすすめオンライン教材3選
ここでピックアップする教材は、算数以外にも「5教科」を学べるデジタル教材です。
私的には、とぎの3つが特におすすめと感じています。
- 発達障害支援の専門家監修「すらら」
- 小学4年範囲から復習できる「スタディサプリ」
- さかのぼり学習で苦手対策できる「デキタス」
算数障害を克服するには、計算だけではなく文章(応用)問題への対応力も重要。
したがって5教科を学べるオンライン教材であれば、国語学習もできるので結果的に算数障害でも高校受験をめざせる力を養えます。
発達障害支援の専門家監修「すらら」
| 学べる範囲 | 理解度アップ | 定着要素 |
| 小学校全般~ | 映像授業 | ドリル・テスト機能 |

私がまずお勧めするのが「発達障害支援の専門家」によるオンライン教材。とくに学習障害(LD)への対応を中心に構築されているので、算数障害でも理解しやすい勉強ができます。
算数障害で高校受験を受けるとき、とくにポイントといえるのが「理解のしやすさ」になります。
このオンライン教材は映像授業に独自性を持っているのが大きな特徴で、スモールステップで細かく砕いて解説されるので算数障害で理屈がつかみにくい場合でもわかりやすく学べるのがメリット。
とくに映像授業では少しの範囲を説明して、さらにその範囲だけに限った確認問題が出されるという繰り返し。したがって必然的に頭に入りやすく、より理解へつなげやすい解説スタイルであると私は強く感じます。
また算数障害の特性を考慮して作られた映像授業は、解き方はもちろん「考え方」を中心に解説されるので理屈を掴みやすいのが特徴。こうしたオンライン教材をくまなく探ってきましたが、これほど算数障害に適したデジタル教材というのも見かけないと思います。

すららの解説と問題を繰り返す授業
また基礎理解がしやすいだけではなく、豊富な問題数によって「定着」を図りやすいといったメリットもあり。ときに高校受験において重要となる「基礎理解」「定着」といった2つをしっかり抑えられるので、かなり効果的な家庭学習を実践することができます。
また一般的なオンライン教材は学年制ですが、このすららは無学年制なので自由に履修可能。
小学生範囲から学ばせたい単元を自由に取り組めるため、とくに学力低下の見られる算数障害などの場合はピッタリの家庭学習ができるといった特徴もあります。
苦手対策としての機能も充実しており、AIシステムによる学習サポート「つまずき診断」によって苦手原因となっている単元も瞬時に把握可能。したがって根本的なつまずき対策もできるため、これまでテストで点数の取れなかった単元もしっかりと高校受験に向けて総復習することが可能です。
とにかく映像授業が理解しやすく、算数障害の特性を考慮したわかりやすい解説でおすすめ。
高校受験にむけた家庭学習として全コンテンツが揃っている、発達障害支援の専門家が監修、などの理由から極めておすすめのオンライン教材と私は感じます。
私のレビュー:すららの口コミ
小学4年範囲から復習できる「スタディサプリ」
| 学べる範囲 | 理解度アップ | 定着要素 |
| 小学4年生~ | 映像授業 | 受講用・確認用テキスト |

続いてピックアップするオンライン教材は「実在講師による映像授業」で理解しやすいスタディサプリ。学校の授業スタイルが好みという場合におすすめの教材になります。
アニメーション授業と違ってスタディサプリは講師による授業のため、教室で学ぶような感覚で履修できるのが大きな特徴。全国から集まった神授業で有名な講師陣による解説で、めちゃくちゃ理解しやすい解説となっています。
講師による授業解説のためアニメーションのような動き(5感における理解)はできませんが、その分だけ神授業による丁寧で詳しすぎる説明がメリット。きちんと逆算され尽くした説明となっているので、算数障害で理解が難しい場合でもわかりやすく理屈を理解することが期待できます。
また映像授業に伴った解説テキストも用意されており、授業を見ながら受講用テキストで確認できるのも理解につながりやすいポイント。しっかりと映像授業を見直すことで、これまでに苦手項目などもわかりやすく復習することができます。
高校受験にむけた5教科すべての基礎知識を学べるため、算数・数学のみならず全教科を徹底学習することが可能。総合的に算数障害を克服しながら進めるオンライン教材として、かなりおすすめと言える構成・内容となっています。
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私のレビュー:スタディサプリは発達障害に効果があるのか体験口コミレビュー
さかのぼり学習で苦手対策できる「デキタス」
| 学べる範囲 | 理解度アップ | 定着要素 |
| 現学年 (機能使用で無学年) | 映像授業 | ドリル・テスト機能 |

オンライン教材のなかでも映像授業がもっとも短く、すべて5分程度に収まっているので飽きずに履修できるのが大きな特徴です。
とくに特徴的といえるのがビジュアル面で、きれいなイラストやアニメーションによって楽しく学べるオンライン教材。したがって学習障害によって集中力が続かない場合でも、楽しさによりモチベーションアップしやすいといったメリットがあります。
また短く構成された映像授業も集中力アップに一役買っている要素で、その単元において要点をしっかりとまとめてポイント部分をわかりやすく解説してくれるので効率に優れる授業。ちょうど飽き始めるころに授業が終わるので、続けてつぎの授業を受けることもできると私は思います。
高校受験対策としても有意義な内容で、さかのぼり機能を使うことにより無学年教材のような履修も可能。子の単元はちょっと理解できないと思えば、ボタン1つで以前の関連単元へジャンプできるので苦手克服対策としても効果を得やすい機能となっています。
またこのさかのぼり機能を使うことで、どこまでも無限にさかのぼりができるため高校受験に効果的。学年を超越してさかのぼれるため、これまでの徹底復習もしっかりとできるオンライン教材です。
総合的にサクッと学べるコンパクトさがあり、それでいて基礎学習からドリル問題による定着を図ることも可能。わかりやすい授業で算数障害でも理解しやすく、とくに標準校をめざす場合におすすめのスタイルになります。
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算数障害の高校受験におすすめオンライン教材比較一覧

これまで紹介したオンライン教材3選を、比較一覧表で示します。
それぞれ教材名をクリックすることで、先ほどの詳しい解説項目へジャンプします。
| 教材名 | 学べる範囲 | 理解度アップ | 定着要素 | おもな特徴 |
| すらら | 小学生全般~ | 映像授業 | ドリル・テスト機能 | 完全無学年方式で小学生の算数からしっかり学べる。専門家が監修しているため高い学習効果が期待可能。 |
| スタディサプリ | 小学4年生~ | 映像授業 | 受講用・確認用テキスト | 神授業講師の解説がかなり理解しやすく優秀。豊富な映像授業と問題数でバランスに優れる。 |
| デキタス | 現学年 | 映像授業 | ドリル・テスト機能 | さかのぼり機能を使えば苦手原因追及が可能。楽しいビジュアル面とも相まって勉強しやすい。 |
算数障害で高校受験をめざすときの注意点
私自身グレーゾーンの経験から、つぎの3つがとくに重要なポイントと感じます。
- 算数の理屈を理解させ数学へ応用できるようにする
- 計算問題を確実に正解できるよう鍛える
- 文章(応用)問題の理解&スピードアップ能力を養う
これらポイントを抑えることで、算数障害でも高校受験に効果的な力を養うことが期待できます。
さらに詳しく、これらポイントについて解説します。
算数の理屈を理解させ数学へ応用できるようにする

まず算数障害の高校受験において、はじめに着目しておきたいのが「理屈の理解」になります。
算数の理屈について理解させることが先決で、そのためには小学生範囲の理屈をしっかりと理解させることが重要なポイント。そのうえで中学生範囲の数学について応用を図ることへつながっていきます。
たとえば算数障害によって、足し算の理屈がわからない場合。
この場合には「1+1=11」になってしまうクセを、しっかりと理屈を教え理解させることで「答えは2」と覚えさせるなど。いくら教えても理解しない場合は、言葉だけではなく物理的な方法で教えるというのもおすすめの手段になります。(オンライン教材に頼ると早い)
例に挙げた足し算はほんとうに基本的な分野ですが、このほかの分野においても同じように言葉で理解できなければ物理的に理屈を教えるのがおすすめ。いちど理解してしまえば応用が利くようになるので、それまでは根気よく理屈を理解できるよう教えることが大切です。
とはいえ高校受験までの時間的な問題もあるので、ゆっくりはしていられないのが現実。
したがってできる限り早く小学生範囲の算数においては理屈を理解させ、中学生範囲の数学へシフトアップして受験対策を行うことが大切です。
計算問題を確実に正解できるよう鍛える

小学生の算数範囲を理解できたら、つぎに取り組むべきが「計算問題への対応力」になります。
算数・数学いずれの計算問題においても正確性・スピードが高校受験では必須となるため、いずれの能力についてもしっかりと鍛えておくことがポイント。どちらか片方だけの能力を磨いても高校受験では片手落ちとなるので、徹底的に身につけておくことが求められます。
計算問題の攻略法として、もっとも適正と思われるのが「数稽古」という学習手段。同じ分野・単元でも出題角度が異なると別の思考力が必要となるため、いちど取り組んだからと言わず、何度でも少しでも多くの問題数に触れておくことが計算問題攻略には重要な要素になります。
高校受験で出題される計算問題範囲は、冒頭で出される小問という部分。問題数としては決して多くはありませんが、受験者全員が確実に点数を取りに来る部分となるので確実に正解を増やしておきたいカテゴリーになります。
算数障害があると理屈を理解するまでは長い傾向にありますが、いちど理解してしまえばスムーズに取り組めるかと私は感じています。したがって決してあきらめることなく理屈を理解させ、スムーズに計算問題をこなせるまで教え込むことも重要なポイントではないでしょうか。
文章(応用)問題の理解&スピードアップ能力を養う
算数・数学の基礎を理解でき、計算問題を素早くこなせるようになれば、つぎは「文章(応用)問題の確実性アップ」になります。
とくに算数障害があると文章の理解という部分でつまずく場合が多いですが、これは国語をしっかりと履修することでクリアしやすくなるもの。したがって算数・数学の文章(応用)問題が理解できないようであれば、まずは国語について徹底的に履修することがおすすめです。
文章問題を間違ってしまう大きな原因として、理解度不足という場合が多くあります。
これは文章を正しく理解できていないために計算方法が間違ってしまったり、文章の要点がずれてしまうことで解き方が異なってしまうなど。結果的に不正解となって高校受験で大きなマイナスとなる恐れがあるため、まずは文章を正しく理解できる実力を養うことが重要なポイントになります。
また文章問題を解くためのコツになるのが、文章を読んで素早く要点をまとめる作業。その文章からどの部分を公式に当てはめればいいかについて素早く解消する必要があるため、要点を見出す能力についてもしっかりと養っておくことが求められます。
算数障害があると同時に読み書き障害がある場合もあり、算数・数学の文章問題を理解するためにはまず国語力低下を補う必要があることも考えられます。
したがって算数・数学の文章問題がどうしても理解できない、解けないという場合は、まずもって読み書き障害について着目しておくことも算数障害における高校受験対策として重要といえるポイントになります。
この文章(応用)問題への対処法としては、文章理解・公式に当てはめる・スピードアップの3つがとくに大きなポイント。一度にすべて取り組むのは困難なので、少しでも早く段階から確実に能力向上を目指しておくことが高校受験に効果的な対策です。
まとめ

今回は「算数障害で高校受験をめざす!おすすめの勉強方法はどれ?」という疑問に対して、算数障害の高校受験におすすめオンライン教材3選をはじめ、補助情報として算数障害で高校受験をめざすときの注意点という形で答えてきました。
算数障害でも高校受験をあきらめる必要はなく、頑張れば合格を十分に目指せます。
まずは算数・数学における基礎(概念)をしっかりと理解させるところからスタートして、少しずつ時間をかけてでも確実な高校受験対策に取り組んでいくことが重要です。
グレーゾーンの私自身も、算数・数学に慣れるまでに時間が必要でした。はじめは文章問題を見るだけでも頭がこんがらがっていましたが、しっかり時間をかけて慣れることで頭を整理できるように進化することができました。
私はおすすめしたオンライン教材については、これ以上なく有意義な高校受験対策ができると思います。
とくに家庭学習に必要なコンテンツがすべて揃っているため効率がよく、書店で購入する教材のように手間や時間をかける必要もない勉強方法になります。
算数障害で高校受験を最高の状態で受けられるよう、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。




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