
こんにちはグレーゾーンのゆっきーです。今回はこのブログへお便りをいただきましたので紹介しようと思います。
聴覚優位の発達障害 (LD:学習障害) 疑いの子供がいます。現在高校1年生です。
LDといっても診断がつくレベルの発達障害ではありません。
どんなに家庭学習に取り組んでも学校の定期テストの点数が伸びないので、親も本人も悩んでいました。
ところが、授業で先生が話した内容は比較的良く記憶しているんです。
「発達障害とまでは言えないけれど、視覚が弱めで聴覚優位のLD(学習障害)かな…」
と判断しました。
家庭学習において「聴覚優位」の子供は、学習内容を定着させるのがとても難しいですよね。
以下でわが家では、どのように「聴覚優位」の特性を活かしながら家庭学習を進めたのか説明していきます。
中学生の場合、学習内容を定着させる機会は「定期テスト」です。
「定期テスト」にすべての学習範囲が出題されますからね。
そこで定期テストよりかなり早い時期に、本人に「テスト範囲のまとめノート作り」をさせます。
普通の生徒でしたら「まとめノート」を作ればもうその内容が脳に定着するので、テスト勉強はこれで終了ですが、私の子供の場合そう簡単ではありません。
「まとめノート」を作ってもまったく頭に入っていないんですよね。
そこで、テストの1週間前に「読み聞かせ学習」に入ります。
親が「まとめノート」から問題を出して(読み聞かせ)、口頭で答えてもらい、それをノートに書き取らせます。正解できるまで何度でもやります。
これで、国語・英語・理科・社会はかなり良い点がとれました。
でも数学は難しいですね。
数学は他の生徒と同じように予想問題を何度も解くという勉強法ですが、あまり良い点はとれないですね。地道に努力するしかないようです。
次に高校受験についてです。
わが家では最初から「私立高校の単願推薦」を狙っていました。
単願推薦とは「内申点が基準に達していれば無試験で合格できるタイプの推薦」です。
実際、希望通り単願推薦で私立高校に進学できました。
うまくいったのはなぜか?
「国語・英語・理科・社会」の内申点が非常に高かったからです。
読み聞かせ学習は、定期テストのような範囲が限定されたテスト対策としてはとても有効です。ただし、何が出題されるかわからない「一般の高校入試」には難しいかな、と思います。
親もすべての学習内容を「読み聞かせ学習」をしてあげる時間はないでしょうから…。
以上のことから、聴覚優位の発達障害のお子さんをお持ちの方には「私立高校の単願推薦」を見据えた学習をおすすめ致します。
以上

確実性の高い手段をとるためには、確かに私立高校の単願推薦がベストなのかもしれません。もし読み聞かせなどマンツーマンの家庭学習をしてあげられるようであれば一般の高校受験を考えても良さそうですね。
もし教える時間がない‥という場合は、ネット教材がとても助けになってくれます。
こちらも参考になさってみてください。
✅ 発達障害の中学生にすすめたい「支援専門家監修」のタブレット学習

コメント