発達障害のある中学生は、なかなか通塾が難しいと思います。

私もグレーゾーンで勉強には苦労しましたが、実際に学習塾に通ってもまったく効果がなかったどころか”逆効果”になってしまった経験があります。
そんな経験をもとに「発達障害の中学生へ2つのおすすめ家庭学習」をご紹介します。
発達障害の中学生には塾よりも家庭学習がおすすめ
私の経験からすれば、
発達障害の中学生には「通信教育」「家庭教師」がおすすめです。
なぜなら発達障害があると学習塾の”通塾”が難しく、自宅学習が適しているから。
グレーゾーンの私も中学生時代に学習塾へ通いましたが、まったく効果なし。
場所が変われば勉強ができるということもなく、それどころか環境の変化によって余計に落ち着かず勉強をする気にならなかったというのが理由です。
私の場合は通塾できる範囲の障害度合でしたが、通塾すらままならない家庭もあるかと思います。
したがって私は「家庭学習」で良い方法、について考えてみることをおすすめします。
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私の経験より

私も子供のころ、発達障害(グレーゾーン)ということで通塾には苦労しました。私が苦労したっていうよりは、両親のほうが大変だったんだと思います。
いったいどんな苦労があるの?
ということですが、私の経験では次の3つが大きな壁になってきます。
- 発達障害の度合いによっては、自分一人では塾へ通えないことが多い。
- 障害があると受け入れてくれる塾が少ない。
- 対人関係が苦手なことが多く、学校が苦手なら塾も同じ。
私も両親も感じていた塾への壁は、こんな感じでした。
発達障害の子供がいる家庭だったら、たぶんこういったことが分かってもらえるんじゃないかと思います。健常者の人から見ると大した問題じゃないように見えても、当の本人や家庭にとっては重大な悩みですから。
じゃあこの3つの壁についてどういうことだったのか、少し詳しい内容をお話ししていこうと思います。
発達障害の度合いで塾に通えない

私はまだグレーゾーンなのでそこまで大きな壁にはなりませんでしたが、実際に障害の度合いによっては1人で塾へ通えない子供もいるはずです。
ひとりで電車に乗って、塾まで歩いて行って‥
これって健常者の人からすれば当たり前のことですけど、障害がある本人や家庭からするととんでもなく大きな問題になります。
もしかすると、これがいちばんの原因で塾に通えない、という家庭もあるかと思います。
もし親が送迎してあげられるのなら、まだ解決の糸口はあります。
でも仕事もしていて忙しいので、なかなかそこまでやってあげられないという家庭のほうが多いんじゃないでしょうか。
これがもし通わなくて済むのなら、ぜったい子供も家庭も助かると思います。
受け入れてくれる塾が少ない

これは塾に聞くとよく分かると思いますが、障害があるとなかなか受け入れてくれにくくなります。
でもこれって、塾のほうはイヤでそうしているんじゃないんですよね。
子供を預かって勉強を教えるとなると、そういった資格などが必要だったりします。
塾の講師がそういった資格を持っていればOKな塾もありますが、そうでなければ子供の扱い方がわからない、何かあった時に責任が取れない‥といった理由で断られるケースが多いです。
国の施策でも発達障害などに対応しよう、っていうものがあったりしますが、現実問題としてなかなかそうも言っていないのが本音みたいです。
じゃあ私たちはどうすればいいの?と思いますが‥
こればかりは国の施策が浸透するのを待つ、っていうのがいいのかなと思います。
対人関係が苦手なことで起こる壁

発達障害があると、人と会うのが苦手なことが多いと思います。
これも障害の度合いによると歯思いますが、対人関係が苦手なあまりに学校へ行かなくなったりすることも結構あります。
さすがに登校拒否となると周りからも対人が苦手ということがわかりますが、いちばん難しいのが学校に行ってはいるけど自分の中に抱え込んでいる子供です。
つまり明るく振る舞おうとして、対人関係をムリして我慢している子供です。
こういった子供が塾へ通うとなると、学校でも我慢してさらに塾でも我慢しないといけないのかと思ってストレスを与えることになってしまいます。
そうすると勉強どころではなくなってくるので、ここは注意が必要かと思います。
ちゃんと素直にイヤ!っていえる子供はまだ良いのですが、もし自分の中にため込んでしまう性格の子供なら気をつけたいポイントです。
発達障害をもつ中学生と家庭に対する「塾」の考え方
どうやって塾のような勉強をさせたらいいの?
について私もいろいろと考えてきました。

私も塾の評論家でもないし、そういった専門家でもないので詳しいことはわかりません。でも実際に経験してきたことや、目の当たりにしてきた壁から考えてみました。
そして発達障害の中学生には、こんな塾がおすすめのような気がするんです。
- 発達障害のことを真剣に勉強して、しっかりと理解している家庭教師
- 通う必要がなく、自宅で勉強のできるネット塾
いろいろ考えてきましたが、最終的にはこの2つのパターンに行き着きます。
これから先どんな形態の塾が現れるかわかりませんが、いまの所この2つかなと思います。
発達障害を理解してくれる家庭教師

まずこれを選んだポイントは、家庭教師だからです。
塾へ通わなくて済む方法を考えてみると、自宅に来てもらえる家庭教師が思い浮かびます。これだったら通わなくていいので、いちばん大きな壁がなくなると思います。
でも家庭教師なら何でもいいのではなくて、やっぱり受け入れっていう壁があります。
これも資格がないなどの理由で、受け入れについては様々です。ほとんどの場合はアルバイト学生が講師をしているので、ムリもないかなと思います。
そんな中で私もいろいろと調べてみましたけど、なかなか見つからないものです。まず大手と言われる家庭教師は、発達障害を歓迎っていうところは少ないです。
そしてよくよく調べてみて、発達障害についての考え方がかなり前向きな家庭教師を見つけたのがこちらです。
ホームページ➝http://www.nohvas.com/
ホームページでも発達障害などについて真剣に書かれていますし、それも大きくページを使って障害のある子どもや家庭を受け入れているのが目立っています。
それと口コミも良いようで、けっこう多くの家庭から支持されている家庭教師です。私の印象では「優しい」っていうのが感じられて、ホッとできるおすすめな家庭教師です。
こういった家庭教師なら子供や家庭にも優しいのかな、と思います。
自宅でできるネット塾

もうひとつの考え方が、このネット塾を利用してみるということです。
ネット塾というとそこまで詳しく知られていないイメージがありますが、けっこう発達障害の子供がいる家庭で利用されていることが多いようです。
もしネット塾を考えるのなら、対人関係の壁を取り除くことができます。
もし家庭教師のように1対1でも難しい、ということならオススメかと思います。
ホームページ➝通信教育すらら
ネット塾なので自宅で勉強ができるのはもちろん、今では「e-ラーニングシステム」という進んだ技術が使われているので、もしかすると塾に通うより勉強ができるんじゃないかと思えるほどです。
というのも、ネット塾では授業を受けることができるから。
小学校や中学校で習うすべての単元を、動画の授業で見ることができます。もちろんドリルなどの機能もあって、それに加えて授業や添削機能といったものがあります。
「e-ラーニングシステム」というのは、これから学校などに普及すると言われています。
じつは学校の先生が大人数の子供を見ることが大変で、その問題を解消するといった意味もあるとニュースで見ることがありました。アメリカなどの国ではすでにこのシステムが取り入れられているようで、日本は少し遅れてこれから普及していくようです。
そんなシステムを使った塾も増えてきているみたいで、いまの格安塾というのはこのシステムが使われているものなんだそうです。塾長(オーナー)がいれば講師は必要ないので、人件費が抑えられて安い費用で通えるとのことです。
講師が必要ないくらい優秀なシステムですが、これを自宅で利用して中身のある勉強をしていきましょうというのがネット塾です。
ネット塾と言ってもいろいろで、中には授業がないものがあったりします。
授業もアニメーションだったり本物の講師だったりしますが、発達障害の子供にはアニメーション授業のほうが楽しさを感じられて取り組みやすいかなと思います。
私がご紹介した「通信教育すらら」はアニメーション授業もあって説明も分かりやすいので、楽しく勉強できると思います。
本当の意味で子供に役立つものを選ぶ、するとネット塾はかなり有効な方法です。
発達障害の中学生が塾を選ぶときに‥

中学生になると学校の勉強がよくわからなくなってしまったという悩みをもつ発達障害をかかえるお子さんも多いといわれています。
また、勉強についていけるか不安があるという生徒も多い傾向があって、
- 勉強に対して自信が持てないという思いをもったり、
- 勉強が集中してできなくなっていると思ったり、
- 勉強がどうも進まない、
学校や塾でみんなで勉強するというスタイルに向いていないと感じるお子さんも多くなってくるといわれています。
そんな時、塾に通うことで、発達障害をもつ中学生の生徒も落ち着いて自分に合った方法で勉強をすることができます。
発達障害の中学生が塾を選ぶときのポイント

発達障害の中学生の生徒の塾はどこでもいいというわけではなく本人の特徴を理解してもらえて、本人が安心して学べる環境が整えられている塾を選ぶことがおすすめです。
塾にはいろんな塾があって、集団で学ぶタイプの塾や、自分で学習のペースを決めて学習を進めることができる塾など、個別や少人数制の塾などがあります。
テキストが中心の塾なのか、オンラインで進めていくタイプの塾なのか、
など、発達障害の中学生のお子さんに合わせて様々な選択肢から選ぶことができるようになっています。
せっかく塾に通わせるのなら、成績アップが望めて、本人のペースに合った塾を選びたいですよね。
自分のペースで学習ができない塾などに通わせてしまうと、
塾に行くのが嫌になってしまって、休みがちになったり、
塾に行くこと自体にストレスを抱えるようになってしまうという場合もありますので、
塾選びは慎重に行うことがおすすめです。
発達障害の子ども多くは「予定を組む」ということがあまり得意ではないという傾向があるといわれていますので、先生がある程度リーダーシップをとって教えてくれるというスタイルがいいかもしれません。
塾選びは本人の性格や保護者の考え方に合った塾を選ぶことがポイントです。
現在の状況を見ながら、実際に体験講座などを受講して塾を選ぶといったようにすると具体的な視点がもちやすくなります。
また、進路情報をたくさんもっている塾を選ぶこともポイントといわれています。
学習塾に通う利点は、勉強を教えてもらうということもそうですが、将来的な進路についての情報が得られたり、進路に関する相談に乗ってもらえるということもポイントになります。
お子さんの個性に合った塾を選んで、しっかりと学校生活の大半を占める授業へ対策を行いましょう。
発達障害の中学生に向けた塾選びのポイントまとめ

お伝えしてきたように、私が行き着いた塾のスタイルは2つです。
- 発達障害のことを理解している家庭教師
- アニメーション授業で楽しさのあるネット塾
このどちらかであれば、障害の壁を解消できるのではと思います。
ただひとつ気になるのが、人に慣れさせようと思って塾を考えることです。
これは家庭の問題になるかと思いますが、対人関係が苦手なのを改善できればということで塾に通わせようとする家庭もあるはずです。
これって難しい問題ですが、私は無理をしない方がいいかなと思います。というのも、子供の性格だけが理由じゃないからです。
子供の性格ということであれば、少しずつ慣れるかもしれません。しかし障害なので、子供にもどうしようもないことがあるためです。つまり慣れる慣れないの問題じゃなくて、障害の度合いの程度が問題です。
それよりも子供の状態のほうに、塾のほうを合わせてみてはいかがでしょうか。
そのほうが自然で、子供もムリなく勉強に取り組めると思います。
とくに中学生のときは、しっかり勉強をしておくことが大事です。
子供を変えることを考えるのなら‥
塾を近づけてくるほうを考えてみる
というのも、塾選びのポイントかな?と私は思います。
ストレスなく伸び伸びと、将来のためにたくさん勉強させてあげてください。
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