
こんにちはグレーゾーンのゆっきーです。
今回は「発達障害におすすめの習い事が知りたい」という疑問に答えます。
発達障害の子供にとって習い事というのは、現時点において楽しさをプラスする、また将来的に役立つ知識を習得するなど様々なメリットがあるかと。
そこでグレーゾーンの経験をもとに、子供目線から考えたおすすめの習い事をピックアップ。
- 発達障害の習い事は何がいい?
- 発達障害(グレーゾーン)におすすめの習い事は?
などの疑問解消として、少しは発達障害の習い事を選ぶときに役立てるかと思います。
発達障害の特性をプラス方向へしっかりと活かせる、ムリなく活躍できる習い事を8選で紹介します。
発達障害におすすめ習い事ベスト8選
発達障害おすすめ習い事として、つぎの系列ごとにおすすめをピックアップします。
- 発達障害おすすめ「運動(スポーツ)系」習い事
- 発達障害おすすめ「教養(文化)系」習い事
まずは子供の性格・興味などから、これら系統を徹底的に選択。
そのうえで具体的な習い事について判断する、という順序が失敗を防ぐ意味でもおすすめです。
発達障害おすすめ「運動(スポーツ)系」習い事

発達障害におすすめの習い事として、ストレス発散なども期待できるのがこの運動系。
情操教育という意味でも効果的で、さまざまな部分で良い効果が得られやすい習い事になります。
おすすめ①野球・サッカー・バスケ
| 得やすい能力 |
| 団体プレー(他人への配慮)、広い視点、戦略的要素 |
発達障害におすすめの習い事として、とくにチームプレーを学べるのが球技関係。
その昔は男子のみの習い事でもありましたが、最近では男女ともに学べる共通の習い事としておすすめといえるスポーツとなっています。
これらのジャンルは団体戦が基本となるため視野を広く保つ必要があり、自分勝手な行動はNG。したがって相手の気持ちなどを考えるうえで情操教育となり、団体戦によって戦略意識を高めることにもつながりやすい習い事になります。
もちろん個人技能を磨くという意味においても、精神的な強さを身につけることが期待できる習い事。発達障害で体が弱いといった場合でも、これらのスポーツを通じて鍛錬するといった考え方もおすすめです。
個人的な技術を磨きながら、同時に他人への配慮を学べるため効率の良さが特徴。スポーツ系の習い事を考えるのであれば、これらの団体球技も発達障害の小中学生へかなり適した選択になります。
おすすめ②スイミング(プール)
| 得やすい能力 |
| 個人・団体プレー(他人への配慮)、リズム感 |
発達障害の小中学生が「個人技を磨くき能力向上を図る」という意味でもおすすめの習い事。
とくに発達障害の子供とスイミングは相性がいいです。
得点を競い合うといった競技ではなく「タイムを競う」などの部分は、精神的にも健全であることをはじめ、感情の高まりなどを抑えるといった意味でもおすすめの習い事です。
また水に浸かるという行動もかなり健康的で、ストレス発散としても効果的なスポーツ。得点力を競うなどの攻撃心を必要としないため、落ち着いてとり組めるなど健全な精神面を養う効果も期待できます。
さらに体全体を使って表現する運動のため、発達障害でうまく体を動かせない場合にも適する習い事。水泳やプールによって自分を表現できれば、習い事のモチベーションアップにつなげることも期待できるかと思います。
こうしたタイムを競う競技の場合は、相手との競争がないため発達障害におすすめといえる習い事のひとつです。
おすすめ③体操・ダンス
| 得やすい能力 |
| 個人・団体プレー(他人への配慮)、リズム感 |
発達障害のある小中学生にとって、これらの競技も「攻撃性がなくおすすめ」といえる習い事。
とくにADHDで多動症状によって落ち着きがないなどの場合は最適で、自分の技を向上させることに集中できるため、勝ち負けを必要としない競技として適した習い事になると思います。
また体操やダンスといったスポーツは、個人・団体いずれも選択できるのが特徴。子供の性格などによって個人技向上に集中させる、団体で広い視野を養うなど、学べる幅が広いのも発達障害における情操教育として優秀といえる習い事になります。
また音楽を聴きながらリズム感を養えるという部分も、発達障害の小中学生にとって聴覚を鍛える意味でもおすすめ。体全体を使って表現するスポーツでもあるため、ストレス発散はもちろん、健全な精神を養う部分においてもおすすめの習い事です。
おすすめ④バレエ
| 得やすい能力 |
| 個人・団体プレー(他人への配慮)、リズム感 |
表現力を養うスポーツのため「攻撃性を伴わず落ち着いてとり組める」習い事です。
手足の指先まで集中させることが必須となるため、繊細な動きがあまり好きではない発達障害の小中学生にはやや難しい場合も。しかし先端までこだわりがあることが逆に興味を持ちやすい面もあるため、発達障害でこだわりのある性格の場合はかなり適した協議で、さらに息の長い付き合いができる習い事になるかと思います。
個人技を磨くという意味でも健全性をもちますが、団体で広い視野を養うといった意味においても最適。仲間として息を合わせるポイントなどを学べる競技のため、個人能力および他人への配慮をしっかり養える、発達障害へおすすめの習い事といえます。
また聴覚障害が見られる場合の対処策としても効果が期待できる習い事で、リズム感をもって聴覚を鍛えられるため改善の方向へ進める可能性もあり。神経を尖らせて集中力を養うことにもつなげやすく、体全体を使うため肉体強化や柔軟性を育むなどの効果も期待できます。
発達障害おすすめ「教養(文化)系」習い事

発達障害におすすめの習い事として、運動が苦手という場合に適しているのが教養系。
体力よりも頭脳を使う場面が多く、考えることが好きな小中学生に最適です。
おすすめ⑤ピアノ・バイオリン
| 得やすい能力 |
| 個人・団体プレー(他人への配慮)、リズム感、聴覚鍛錬 |
文科系の情操教育といえば、まさに「代表的」ともいえるのが弦楽器系の習い事。
発達障害で学力が低いなどの場合でも十分に履修可能で、左脳よりも右脳を使って表現する習い事のため、健常児で余計に計算立てるなど考えるよりも「発達障害でストレートな思考力」を持つほうが馴染みやすいなどの声も聞かれます。
こうした弦楽器系の習い事の場合は、個人技能の向上に集中できる、団体の一員として広い視野で思考できるなど、幅広い情操教育ができるのも大きなメリット。また聴覚障害をもつ場合にもおすすめの対処法として、より聴覚向上をめざすことにもつながりやすい習い事として効果が期待できます。
自宅でなかなか音を出せないという場合もありますが、そのときはスタジオ通いという手段もおすすめ。
あまり運動系が好きではないなどの場合は最適ともいえる習い事で、精神的にも落ち着きをもって取り組める、多動性を落ち着かせるなどの意味でもおすすめの習い事です。
おすすめ⑥5教科学習
| 得やすい能力 |
| 幅広い思考力、問題解消能力 |
勉強の基本ともいえる、この5教科学習を習い事にするのもおすすめ。
あまり運動系や文科系に興味を示さない場合に適した習い事で、発達障害の「興味をもてる事柄に集中する」という特性を活かせる場合も多く、成績アップにつなげる有効な手段にもなります。
勉強が嫌いであったり苦手という場合にもおすすめのカテゴリーで、できる限り「楽しい要素」が備わっている学習方法を与えることで興味を持ちやすいかと。
たとえば「アニメーション映像授業」の備わったタブレット学習などは発達障害の小中学生が興味を持ちやすく、それがキッカケとなって5教科学習に集中するなどの効果が期待できます。
発達障害で勉強が得意ではない、成績が悪いなどの大きな原因は、勉強を「つまらないもの」と思っているため。したがって楽しい要素を盛り込むことで、より興味を持ちやすく集中した学習環境の構築が期待できます。
勉強と習い事は別のものと思いがちですが、習い事に備わる「楽しさ」をとり入れることで、この勉強カテゴリーを発達障害の小中学生におすすめの習い事として実現することが期待できます。

✅ こちらで「私がおすすめの勉強方法」を紹介しています。
→ 発達障害の中学生におすすめ「5教科オンライン授業」ベスト3選

✅ もし「算数の概念が理解できない‥」という場合はこちらがおすすめです。
→ 発達障害へ算数概念がよくわかるオンラインそろばん教室ベスト3選

おすすめ⑦英会話
| 得やすい能力 |
| コミュニケーション能力、海外適応力 |
発達障害のある小中学生にとって、わりと「人気を誇る習い事」がこの英会話レッスンです。
5教科学習はあまり得意ではなくても、英会話学習だけは興味をもって集中できるという場合も多いもの。それだけ言語学習というのは右脳を使う部分が多く、発達障害の特性にぴったりと合っているのかもしれません。
とくに言語学習のなかでも難しすぎず、将来的にもかなり有効といえるのが英語を使う英会話学習。
とはいえ英会話学習は奥が深いため「興味を持てばとことん掘り下げる」といった発達障害の特性を活かしやすく、徹底的に集中して知識向上に努めやすい習い事カテゴリーといえます。
また今後の予定として、海外移住を考えている、海外子女となる可能性がある、などの場合にもおすすめの習い事。総合的に考えて現在の学校および将来的にも、かなり価値のある知識を身につけることが期待できます。
発達障害のある小中学生へ、知識系の習い事として極めておすすめです。

✅ こちらで「おすすめのオンライン英会話」を紹介しています。

おすすめ⑧プログラミング
| 得やすい能力 |
| 独立した専門的知識、時代感覚 |
発達障害のある男女ともに、とくに「人気のある習い事」がこのプログラミング学習です。
とくに発達障害の「高い専門性に興味を持ちやすい」といった特性に適した習い事で、これからの学校教育および将来の職業としてもかなり有効といわれるカテゴリー。
もし少しでもプログラミングに興味を持てそうであれば、迷わずこのプログラミング学習を選択肢に入れることがおすすめ。総合的に考えると、かなり一致性も高くかなり有効な習い事といえるかと思います。
またプログラミング学習は時代とともに進化する構造となっており、新しいプログラム言語ができるたびに見合った知識が必要となる分野。したがって将来的な知識としてかなり有効であるともいえ、とくに職業として生かすことを考えるとまさに時代にマッチした習い事になるかと思います。

✅ こちらで「おすすめのプログラミング学習」を紹介しています。
→ 発達障害におすすめ「オンラインプログラミング教室」人気ランキング3選

発達障害におすすめ習い事まとめ

ここまでに紹介した習い事をまとめ一覧表で示します。それぞれの習い事をクリックすると先ほどの解説項目へ戻ります。
| 習い事 | 得やすい能力 | |
| 運動系 | 野球・サッカー・バスケ | 団体プレー(他人への配慮)、広い視点、戦略的要素 |
| スイミング(プール) | 個人・団体プレー(他人への配慮)、リズム感 | |
| 体操・ダンス | 個人・団体プレー(他人への配慮)、リズム感 | |
| バレエ | 個人・団体プレー(他人への配慮)、リズム感 | |
| 知識系 | ピアノ・バイオリン | 個人・団体プレー(他人への配慮)、リズム感、聴覚鍛錬 |
| 5教科学習 | 幅広い思考力、問題解消能力 | |
| 英会話 | コミュニケーション能力、海外適応力 | |
| プログラミング | 独立した専門的知識、時代感覚 | |
発達障害にあまりおすすめしない習い事
私としては、つぎの習い事はあまりおすすめしません。
とはいえ子供の性格などもあるので、イチガイに適合性が良くないという訳でもなし。
とくに「感情の高まりによる攻撃性」「人の気持ちを理解する力が弱い」などの場合にあまりおすすめではない習い事で、まずは発達障害の特性などから判断することをおすすめします。
発達障害の習い事によるトラブルで、原因の1つとなるのが攻撃性を伴うスポーツ。
それぞれの教室では自立する力を同時に育ててくれますが、どうしても発達障害があるとその症状によって、こうしたトラブルへつながる場合もあるので要注意です。
すべての小中学生という訳ではなく感情を抑えられない小中学生においては、発達障害の習い事として空手や剣道など攻撃性を伴うスタイルは避けたほうがいい場合もあります。
発達障害の小中学生に習い事を始めるときの注意点
発達障害における習い事では、つぎの点がとくに注意しておきたいポイントです。
- 子供の性格をよく見極めて選ぶ
- 通わせる手段を探っておく
- 将来的な効果について想像しておく
最低でも、この3項目については要チェックがおすすめ。
さらに詳しく、これら注意点について解説します。
子供の性格をよく見極めて選ぶ

発達障害において習い事が無駄になる理由に、この「性格との不一致」が挙げられるかと。
とくに小中学生および発達障害の場合は、自分が興味を感じたことに集中しやすいもの。何かに興味を持つことは良いことですが、深層心理で魅力を感じているかどうかは親が確認しなければいけないかと。
また興味をもちやすいのも発達障害における特性と考えると、習い事においても「性格と一致していること」を重視して選ぶことが重要なポイントになると思います。
性格と一致していない習い事を始めたとしても、結果的に習い事を嫌がる、習い事をふざける、習い事が続かないなどの問題へ行き着く恐れもあり。
発達障害の小中学生が習い事へ行きたくない(行かない)などの本末転倒な結果も考えられるため、しっかりと子供の性格を見極めたうえで、その習い事との相性について模索してみることがおすすめです。
よく耳にするのが発達障害で習い事を始めると迷惑をかける、発達障害は習い事でトラブルを起こしやすいなど、子供にとっても楽しくない環境を作ってしまう恐れも。ここは親の気持ちや願望などは置いておき、まずは子供自身の深層心理や性格を合わせることが習い事を始めるときの重要なポイントになるかと思います。
通わせる手段を探っておく

発達障害で習い事を始めるとき、1つの懸念事項となるのがこの「通わせ方」になるかと。
もちろん距離的な問題も考えておく必要はありますが、子供1人で通うことが可能であるか、親が送迎する必要があるかなど、習い事をスムーズにとり組めるよう通い方についても吟味しておく必要があります。
とくに発達障害のある小中学校においては、この通わせ方によって継続性も違ってくるかと。通うことが苦痛に感じるようであれば継続性低下へつながる場合も考えられるため、習い事における楽しさが疎かになってしまう場合も考えられるもの。
そもそもプラスアルファの楽しさを得る、という部分が習い事をはじめる1つの目的。
通わせ方によって楽しさが半減するようではこれまた本末転倒なので、しっかりと楽しさを損なわないような通わせ方について考えておくことも、発達障害の習い事における重要なポイントになってきます。
将来的な効果について想像しておく

子供へ習い事を始めるとき、将来的な効果における「プラス部分」を考えておくことも重要。
とくに発達障害があると習い事に集中しやすいといった特性もあり、将来その習い事をもとに職業を考えたりと、人生を大きく左右するキッカケとなる場合も多くあります。
すでにご存じのように、発達障害があると「1つのことに集中しやすい」といった特性を持っているかと。習い事によってこの特性をさらに活かすことへつながる場合もあるため、習い事を考えるときは将来的な効果についても考慮して選択することをお勧めします。
この「将来を想像する」という部分における考え方として、わかりやすい視点となるのがまずは「運動系」「知識系」の選択。学校でいう運動部・文化部といった視点をもってまずは習い事のジャンルを考えて、そのうえで具体的に絞り込むことで選択しやすいかと。
さらに習い事で得られた能力が、将来どう活きてくるかについても考えておくことがポイント。
とくに発達障害がある場合は習い事がターニングポイントになることも多々あるので、子供の性格や相性などをしっかりと探ったうえで、最終的にこの将来的な効果について焦点を合わせると失敗なく選べるかと思います。
まとめ

今回は「発達障害におすすめの習い事が知りたい」という疑問に対して、
などの項目を設けて、グレーゾーンの経験をもとに子供目線を交えながら解説してきました。
発達障害における習い事として、まずもって「子供との相性」を第一段階で考えることがおすすめ。
途中で習い事へ行かなくなったり飽きてしまったりなど、結果的に継続不能となる場合が考えられるため、子供が本当に興味の持てる習い事についてしっかり吟味することが重要です。
その次に重点を置きたいポイントが、その習い事による知識が将来を左右する可能性があるということ。
とくに発達障害の小中学生は「興味を持てばとことん追求する」といった特性を持つ場合が多く、初めは軽い気持ちで始めた習い事でも、次第に興味が深まって将来の仕事として考えることもあるかと。
こうした点に注意をしながら選ぶと、失敗なく的確な習い事を見つけられると思います。
発達障害の習い事について、今回の内容をぜひお役立てください。





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