発達障害のある女の子へ注意しておきたい3つの問題と対処方法

発達障害女の子をもつ親御さんへ向けて、どんなことに注意する点があるのか3つの問題とその対処の仕方についてお伝えしていきます。

発達障害とは生まれつき脳機能の発達にアンバランスがあり、環境や周囲の人々とうまく馴染めない障害のことですが、個人によってその症状や特性が大きく異なります。

 

特に女の子の場合は周囲に気付かれにくく、困りごとを周囲が理解できないまま成長してしまうことがあります。

特性による二次障害を発生しやすいケースが多いので、親御さんが早く理解をして、本人の特性を生かした日常生活を過ごせるように支援してあげることが大切です。

発達障害の女の子にある問題と対策①ビジュアル化

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発達障害のある女の子によくある問題として、女の子ならではの同性との付き合い方や身だしなみなど、成長に伴って現れる女性特有の現象や決まりごとに対する対応の仕方があります。

一般的にこれらの問題への対処法は、学校などにおける同世代の友人関係の中で自然と知識を得て自己解決し、周囲に対してもこれらの対処法を習得していることを前提として日常生活を過ごすこととなります。

しかし発達障害を持つ女の子の場合は、このような知識を理解し習得することが困難なケースが多く、学校などの集団において周囲から浮いてしまうことが多々あります。

 

具体的には、友達の話を理解して聞くことができなかったり、整理整頓が苦手、忘れ物が多い、約束の時間や活動内容の変更に対応できないなどの問題が現れるようになります。

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これらのことにより周囲からは「不真面目」や「自分勝手」と誤解されることが多く、また自分でも回りの友人たちのように振る舞えないことにいらだったり、思い詰めてしまうようになってしまいます。

そして、自分ではなかなか周囲と合わない理由が見付けられないため必要以上に頑張ってしまうことから、その歪みで家庭内パニックを起こすなどの弊害が出るようになります。

 

これらのことから対策としては、家庭内においてじっくりと説明することが大切となりますが、その際にあいまいな表現は避けて、具体的に説明することがポイントです。

発達障害 女の子

仮定の話をしたり想像してもらうことよりも、できるだけビジュアル化したり、思考や行動を客観的に説明するようにしましょう。

また、記憶しておくことが苦手な場合は、何事にもメモを取るように指導して、忘れ物や約束の内容などを後から確認できるように勧めることも大切です。

問題が山積みになって混乱を招かないように、ひとつひとつの問題を区切って考えさせるように心がけるようにして、興奮しているときは落ち着くまで待つなど、決して急かさないことが重要です。

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発達障害の女の子にある問題と対策②成長による変化

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発達障害のある女の子にとって、性に関することは非常に重要な問題です。思春期は子供から大人になる過程で必ずあるもので、心や体の変化に戸惑いを感じやすく不安な気持ちを抱きやすい時期です。

第二次性徴という体の変化によって異性への関心が生まれてくるのもこの時期で、脳から生殖器に性ホルモンを分泌するようになり、女性の場合は卵巣からホルモンが全身に分泌されて、胸が大きくなってきたり、陰毛やわき毛が生えて体つきも丸みを帯びてくるようになります。

早い人の場合は初経を経験することにもなりますが、これらの変化が突然自分の身に起こることで、多くの女の子は戸惑いを感じるものです。

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発達障害を持つ女の子の場合は急激な変化が苦手なため、一般よりも強いストレスを感じることがあります。

更に体の変化に伴って、日常生活で行わなければならない事柄が増えることも精神的に大きな負担になります。具体的にはブラジャーなどの下着を着用すること、生理用品を使用することなどがそれに当りますが、これらのことを事前に知らないまま迎えた場合に、自分への嫌悪感や拒否感に繋がる可能性があります。

 

これらの対策にはやはり家庭での指導が重要で、前もってこれから起こる体の変化の内容をしっかりと教え、決して自分だけが異常ではないことや、順調に成長している証であることを伝えておくようにしましょう。

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ブラジャーや生理用品の使い方なども、母親や姉妹など身近にいる女性が実際に身に付けるところを見てもらったり、一緒に練習したりすることも効果的です。

また、同年代の男の子も同様に第二次性徴期に入るため、女性や性行為に興味を持つようになることから、男の子の性に関してもある程度の知識を覚えてもらうことが大切になります。

発達障害の女の子の場合は、相手の意図が理解できずに性的被害に遭ったり、場合によっては不本意な妊娠してしまう可能性もあります。性交渉と仲良くすることは違うことなどをひとつひとつ説明し、理解してもらうことが重要です。

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発達障害の女の子にある問題と対策③精神的な相談相手になる

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発達障害の女の子に多い問題が二次障害です。

周囲に理解があり雰囲気良い環境の中で生活していれば問題はありませんが、不適切な対応が続くと二次的に別の障害が症状が現れてしまうことがあります。

落ち着きのない態度や不注意から招いてしまったミスを繰り返していることに対して、理解を示さずに怒ってしまったり、イライラした感情を感じ取ってしまうと、毎日の生活に支障が出てくるようになり、二次障害を引き起こす可能性があります。

 

常に不安感があるうつ病などの気分障害と、全く逆の攻撃性障害が主な二次障害ですが、同じ発達障害でも男の子は比較的なりにくく、体に大きな変化を伴う女の子に多いと言われています。

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不安感自体は誰もが持つものですが、発達障害の女の子の場合は不安感が強いレベルで繰り返し起こり、異常な発汗や動悸、頭痛などの症状が現れたり、身体が疲れやすくなり気分も沈みがちで、今まで好きだったことにも興味を持たなくなるようになります。

更に気分の落ち込みを上手に表現できないことで、より悪循環に陥る場合もあります。

 

一方、攻撃的障害はそれとは全く異なり、周囲に対する攻撃性を持ち、拒否や無視などの態度をとるようになります。

悪化すると家族を敵視したり社会のルールを破るようになってしまい、最悪の場合は他人を傷つけたり、自傷行為に及ぶこともあります。これらを引き起こさないようにする対策として、困った時に何でも相談できる関係を築いておくことが一番重要です。

また、何かをクリアすることができたら、小さなことでもステップアップしたこと一緒に喜んだり、上手くいかないことが続き失敗を繰り返しているときでも、一生懸命頑張っていることを褒めてあげたり、いつかは出来るようになるなどの精神的な支えになってあげることが大切です。

但し、本人にあまりにも辛く苦しい状況が長く続くようなときは、無理をさせずに医療機関や専門機関に相談して、解決を手伝うことも選択肢のひとつとして考えておくことが必要です。

<参考記事>

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発達障害の女の子についてのまとめ

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かつて発達障害は親との関わり合いが少ないことが原因と言われていましたが、現在では研究により疾病のひとつとして広く認識されるようになりました。

発症の仕組みは未だ解明できてはいないものの、主に遺伝子による問題とされている先天的なものとして、周囲からの理解は得やすくなっています。

しかし、体や心の大きな変化により、より精神的に不安定になりがちな女の子から女性への過渡期においては、本人を始め家族も不安や戸惑いを感じることが多くなります。

次々に起こる変化に対して、向き合っていくことはとても大変ですが、後手に回ることはできるだけ避けることが大切です。日頃との違いに常に注意を向けて、何事に関しても前もって覚えてもらうことが接し方のポイントです。

そのためには発達障害という特性を理解してあげられる家族の存在が重要で、語らいや接点を多くして、悲観的にならずに一歩一歩乗り越えていくことを心がけるようにしましょう。

 

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